ここではない、どこか遠いところ

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愛猫の病気とササヘルスについて

うちには猫が一匹います。雄、もうすぐ3歳くらい。

正確な年齢がわからないのは、もともと捨て猫で、生まれて半年ぐらいのときに以前の飼い主さんからもらった=里親になったから。今日はその猫の話です。


↑最新の写真。

「ペットのおうち」で里親に

猫を飼うというのはずっと前から決めていたから、彼氏(現夫)と一緒に住むと決めたとき、ペット可物件という前提で探して今の部屋に決め、しばらく経って生活もすこし落ち着いたところで、本格的に猫探しを始めました。

一番大手(と思う)の「ペットのおうち」というサイトで(無料)。

普通は一匹につき何枚か写真が掲載されているものだけど、うちの猫の場合、きっかけとなったのはたった一枚のこの写真。

かなり低解像度(ガラケーなのかな?)。

その時探していた条件は

  • あまり人見知りでない
  • 靴下を履いている(手足の先が白い)
  • 全体の色はグレー系

だけだったのに、なぜこの写真が他の数多い猫たちよりビビっときたのかはよくわかりません。口のまわりに色がついているのがクマみたいでかわいい!と思ったけど、特に理由はなく単なる一目惚れです。ちなみに生後約半年の子猫でした。

いざ、里親になる…前に発覚した事実

この情報を掲載していた保護主さん(ボランティアで捨て猫を保護して、里親を探している方)に連絡を取ってみました。

多くの猫はプロフィールに「どんな検査をしたか」とその結果が書いてあって、猫でいえば「猫白血病」「猫エイズ」の二大疾病と呼べる病気はほとんどの里親が気にするので譲渡主側で検査していることが多いです。検査費用は里親(もらう側)が負担する場合もあります。

  • 猫白血病は、発症するとかなりの確率で亡くなってしまう最も重いといえる病気。
  • 猫エイズは白血病ほどではないけれど、発症すると早く亡くなってしまうこともあるし、発症しなければ寿命を全うすることもある。

いずれにせよそれらの病気をもつ猫を“あえて”飼おうと思う人は少ないから、多くの人が気にするポイントです。私たちのお目当ての猫はその検査歴が書いてなかったので、検査をしてもらってから引き取ることに。

すでにもらう日時も決め、保護主さんと電話で話しました。名前を「かんちゃん」ということ(由来は間寛平に似ているから)、胸板が意外と厚く身体がガッシリしていること、とても可愛くて保護主さん自身お気に入りの猫であること、を聞きました。

私たちはもうかんちゃんを迎えることを決め、Amazonでゲートやトイレ、砂、おもちゃ、カリカリ、爪とぎなどたくさん注文しました。

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すると面会の2日ほど前、飼い主さんから連絡があったのです。

検査の結果、かんちゃんは猫エイズ陽性だった、と。

猫エイズと正面から向き合う

飼い主さんはすごく謝っていて、申し訳ないからどうしよう、この子は私のほうで育てます、と混乱している様子でした。私たちも混乱してしまい、どうしていいかわからなくなりました。ヤマト便でどんどん猫グッズが届くのも悲しく、やり切れない思いで。

猫エイズだったら飼いたくない、と明確に思っていたわけではありません。ただ検査はしておかなきゃ、というぐらいの気持ちで、まさか本当にエイズかもとは想像できていなかった

かんちゃんという名前を聞いて写真も見て、かんちゃんがうちに来るともう思い込んでいたから、すぐに「じゃあやめます」とは全く思えなくて。ネットで調べても答えは出ず、二人ともうまく眠れず夜を明かしました。

nyanpedia.com
↑ちなみに人間のエイズとは別物なので人間に感染するわけではありません。

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翌朝、猫を迎えたら連れて行こうと決めていた動物病院に電話をかけました。

里親になろうとしたら猫エイズだと判明したこと。正直猫エイズだとどの程度生きるかなどよくわからないこと。行ったこともない動物病院なのに突然こんな電話をして迷惑だよなぁと思いつつ、ほかに意見を聞ける人がわからなかったので、本当に藁をも掴む思いでした。

電話に出た先生は丁寧に対応してくれました。猫エイズだからといって普通に生きる子もいる、ただ少し免疫力は弱いかもしれないけど。大事なのはストレスない生活を送らせてあげること。せっかくの縁だから飼ってあげてもいいんじゃないか、と言われました。

それで私たちはかんちゃんをうちに迎えよう、と心を決めました。

この時、この先生と話せて本当に良かったと思います。

面会、かんちゃんが我が家に

保護主さんに「かんちゃんをもらいたい」と伝えたら、すこし驚いていました。迷惑じゃないかとすごく聞かれたけど、私たち自身かんちゃんを迎えるともう決めていたから、今やめると思えないんです、と思った通りに伝えました。

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そしてかんちゃんとの面会の日。指定された場所は駅ビルの立体駐車場。保護主さんは手土産のお菓子までくれました(今思えば私たちが手土産を用意するべきだったよなぁ、と反省)。

かんちゃんはまだ小さくて、おとなしくて、カゴに入れると、ちょっと獣くさかった。

保護主さんは泣いていました。他にもたくさん猫を飼っている(保護した猫で、もらわれない子は結局飼っているらしい)けど、かんちゃんのことが特別好きだったみたい…。

なんだか逆に悪いことしたなぁ、というような気もしながら、電車に乗ってこわごわ猫を連れて帰りました。エイズだからどうこうという不安よりも、かわいい猫をもらえたことが本当に嬉しくて。

鼻血、鼻水

かんちゃんは当時とても人懐っこくて、最初こそベッドの下にもぐってしまったけど、すぐに慣れて遊んでくれるように。

でも悩んだのはすぐに出た鼻血の症状。猫×鼻血というのはネットで調べると並々ならぬことのように思えて、かなり悩んで、元の飼い主さんにも相談したりしました。クシャミもひどかったし、鼻水も出ました。病院(電話で相談した所)に何回か通いました。

これは結局何が原因かわからなかったけれど、たぶん前の家の環境が少し埃っぽかったか、子どもだから風邪をひいていたか、どちらかだろうと。数ヶ月して治りました。

歯茎の腫れと口臭に悩まされる

で、いよいよ本題ですが(ここまで長かった!)。エイズはたぶんまだキャリアーの段階で発症はしてないんだけど、全体的に免疫力が低く、歯茎の腫れ(歯肉炎)と口臭がわりと初期からありました。

エイズ→口内炎によって食べれなくなる→体力、免疫力が落ちる→もっと食べれなくなる、というように口内炎はヤバい!というのはどこの記事を読んでも書いてあったから、これはなんとかせねばと色々調べました。

病院の抗生物質の注射は何回かやってもらって少し効果はあったけど、しばらくすると元どおりに。そもそも病院が大嫌いで行くたびに体力をかなり削られてるように見えて、こちらも辛い。

Amazonで評価が高い「リデンタ液体ハミガキ」も3本くらい試して、悪くはなかったけどしばらくすると効き目がなくなってしまいました。

また、以前の飼い主さんから教えてもらった「ゴールデンキャットミルク」という商品も、あまり飲まないし効き目がよくわからず…。

ワンラック (ONE LAC) ゴールデンキャットミルク 130g

ワンラック (ONE LAC) ゴールデンキャットミルク 130g

そんなこんなで我が家に来て2年ぐらい経つころ、いよいよ歯茎が真っ赤だし毎日口をクチャクチャさせていて以前にも増してハミガキを嫌がるようになってきたので、「痛いんじゃなかろうか!?」と危機感を感じ、ネットで見たことのあったササヘルスを試すことに。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【第3類医薬品】クマザサ抽出液・ササヘルス 127ml 3本入り
価格:5400円(税込、送料別) (2018/6/11時点)


ササヘルスを始めてから

ササヘルスは3本セットで売られていて、1本あたり1800円くらい。まぁまぁ高いけれど、目が飛び出るほどではないかなと思ったし、病院に行くのがすごく嫌いでストレスに感じるかんちゃんにとって「もし効いたらラッキー」と思って試してみました。

ササヘルスというのは、クマザサの抽出液でできている漢方です。緑色の濃〜い液体。本来は人間用のものなので、猫に試す場合はかかりつけ医に聞いたほうがよいです。ちなみに味は甘くない抹茶みたいな感じで、私はちょっと苦手…。

株式会社 大和生物研究所|製品情報|クマ笹抽出液 ササヘルス

私はもともと漢方や東洋医学にそこまで傾倒しておらず、どちらかというと「西洋医学バンザイ」の精神で薬を抵抗なく飲むタイプなので、葛根湯やヨクイニンなどしばしば試すものの「やっぱ西洋医学ほどの効果はないわな〜」と思ってしまいます。

だからササヘルスについて、いかにネットで「いい」と書かれていても、半信半疑でした。そもそもそういうネットの情報でうまくいった試しがないし。


が、うちの猫にはこのササヘルスが効果てきめんだったのです。

今のところ、毎日好物のカツオブシに数滴まぶして染み込ませてあげています。一日一回。1本を2ヶ月ぐらいかけて使い、今2本使い切ったところなんですが…

  • 口の赤みがかなりひいた(まだ赤いけど)
  • ニオイもましになった
  • 猫ニキビ(猫ざそう)が全快した

もちろん歯肉炎への効果も良かったのだけど、驚いたのは猫ニキビが消えたこと。

猫ニキビというのは、猫の顎の下に黒いポツポツができる肌荒れのこと。エイズだと免疫力が全般的に低いので、たぶんこういう肌荒れも出やすいんだと思います。病院でもらった薬を塗ったりしてもなかなかしぶとく治らなかったのに。

猫ニキビ~症状・原因から治療・予防法まで猫の皮膚の病気を知る


「ササヘルス」と検索すると似たような商品で「サンクロン」というのも出てきます。こちらも似たようなものだけど、サンクロンのほうが味がより不味いらしいというのと、なんとなくササヘルスが本家っぽいのでそちらにしました(厳密には成分が違うようです)。

うちの猫は味についてまったく疑問に思っていない様子です。そこまで敏感なタイプではないのと、カツオブシの香りが強烈だからいいのかな。

※2018.10追記:かつおぶしのあげすぎはよくないとのことで、方法を変えてみようと検討中です。
www.anyplacebut.tokyo

いつまで生きるかはわからないけど

どうしてこんなことを突然書こうと思ったかというと、ひとつにはササヘルスが本当によかったから、感謝の気持ちと、誰かのためになれたらなぁ、と思って。

もうひとつは、かんちゃんはあくまでエイズキャリアーでいつまで生きるかわからないけど、その経過を少し書いてみようかな、と思ったからです。自分たちの記録も兼ねて、ときどき気まぐれに猫の変化も書いてみようと思っています。


↑家に来たばかりの頃。