ここではない、どこか遠いところ

旅行記と、日々考えること

『おっさんずラブ』みました。表現者って凄い。

遅ればせながら、『おっさんずラブ』全話みました!

昨日の投稿との高低差がありすぎて自分でもよくわからない…。しかし、あれはあれ、これはこれで非常に伝えたい話なのです。

episode1 OPEN THE DOOR!

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おっさんずラブ DVD-BOX

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もうだいぶ前に最終話が終わっているので、かなり遅れてみたんですが、一言でいうととても面白かったです。

私は、あまりテレビをみません。いや、最近では全くと言っていいほどみません…。

もともとそこまでテレビっ子ではなく、つけっぱなしにしていると「うるさいな〜」と思ってすぐ消してしまうタイプだったのですが、最近はそれに拍車がかかり「つけていると色がチカチカするしうるさい」と思ってつけなくなってしまいました。つけないことに慣れると、ニュースですら落ち着かなくなって。

なので、よっぽど気になったドラマ以外はみていません。最近だと話題になった『逃げ恥』と、その前は『ゆとりですがなにか』以外はみてないかなぁ。

が、『おっさんずラブ』は評判がめちゃくちゃよかったので、みてみました。

gattolibero.hatenablog.com
↑読んでいるブロガーさんの記事に触発されたというのもある。

最近の恋愛ドラマだと『最高の離婚』はすごくよくできていたと思うのですが(そもそも本数をみていないので偉そうに言えないのだけど)、方向性は違うけど『おっさんずラブ』もとてもよいドラマでした!個人的には『逃げ恥』よりかなり上です。


あ、ネタバレはしませんのでご安心を…。

役者すごい。

最終話を鑑賞後にいろいろ評判を読んだりして、もう一度最終話を一人でみたんですが(ほかは全部夫と二人でみた)、なんかボロ泣きでした。

すべてのキャラがあまりに尊いのです。

せつなすぎるのです。


そして、役者すげー!ってなります。


このドラマはあらすじを単純に取り出すと、めちゃくちゃ単純なラブコメ。ただ、それをおっさんがやっている、というシンプルな斬新さが売りなんだけど、その「え、なんでおっさん同士で恋愛してんの?」という違和感が全くないのが脚本ひいては俳優陣の演技力のおかげかと。

気づいたら「男でも女でもどっちでもいいじゃん!」と視聴者は声を揃えて言ってます(Twitter調べ)。というかむしろ男同士の恋愛に超感動してます。

すごいことです。

同性愛者の恋愛を言葉で説明して理解させようとしても、難しいと思う。それを、ドラマをちょっとみただけで「全然ありじゃん」ってなっちゃうから。まぁ、実は本物のおっさんは一人でほかはただのイケメンという罠はあるんだけど…。

動的な表現って強い。

ライバル役の林遣都くんが超絶話題沸騰で大人気になっているけど、めちゃくちゃわかる。

演技うまいっていうか、もうなんていうか、泣ける。

さらに、スキマスイッチの歌、泣ける。


表現者って凄い。役者さんもすごいし歌手もすごい。

ワアーって盛り上げて感情をかっさらっていく感じが、ほんと「かなわん!」て思うんです。


何がかなわんかというと、映画とかドラマとか音楽とか、動的な表現に対して、絵画とか写真とか建築とか、そういう静的な表現たちが負けてしまうんです。

それはずーっと昔から思ってたけど、今回あらためて「かなわん」と感じてしまった。

盛り上げて盛り上げて、音楽挿入して、ブワーって泣けるとか、そういうの、絵とかにはできないです。いや、感じる人はそう感じるかもしれないけど、多くのひとは「ふむふむ」みたいな感じ方になってしまう。絵とか建築をみて泣きませんよね。でも、音楽とか映画では泣きますよね。

これはズルい。

というわけで勝手に憧れがあります。動的な表現者の方々に。

あ、話は戻るけど林遣都くんは多くのノーマル女子をBL方向にもっていってしまうヤバさ(一言でいうと「萌え」)があるのでご注意を。

あと武川主任。顔芸、暴力的な演技、かなりツボです。

関係ないけど好きなので。

そしておっさんとは全く関係ないんだけど、表現の凄さという点で私が最近ハマったもの。

欅坂46の「エキセントリック」というPVは、一時期数えきれないくらい再生してました。

これがきっかけで欅坂に興味をもっていろいろみたけど、これが一番衝撃的な作品だと思います。

このときも「動的表現まじズルい!」という感動(?)があったのです。演じる本人たち、監督、振付師、作曲家、作詞家、演奏家、などもろもろの方々の力がこの4分間に集結して、素晴らしくよくできた作品を作ってるな〜と思ったんだけど、そのこころの揺さぶり方は静的なコンテンツとは比べ物にならないくらい強いです。

ほんとよくできてる。

「二人セゾン」も好きです。

もともと私は秋元系グループが好きなんですが、欅坂の曲を聞いてからより「歌詞がいい」と思うように。歌詞がうますぎる。「二人セゾン」っていうネーミングの妙とかすごいなぁと。「セゾン」なんてクレジットカードのイメージしかなかったよ。「ダサいのか?ダサくないのか?」というギリギリの言葉を、本気で書く、というスタンスが好きです。それによって当たりも外れもあるけど。

あと、平易な日本語で書くというスタンスも。

なんか別の話になってしまった。


そんなわけで今さらながら、おっさんロスです…。

泣いた建築

もうこれは話の流れ的におまけでしかないですが、私は二度ほど建築で涙したことがあります。いずれも宗教建築です。

ひとつは、オーギュスト・ペレ設計の「ランシーのノートルダム」です。パリから近いのでパリに行ったらぜひとも見てほしい建築。コンクリートの躯体に埋め込まれたステンドグラスがこの世のものとは思えないくらい美しかったです。パリでステンドグラスはさんざん見たけど、全然違います。

もうひとつは、ルイス・バラガン設計の「カプチーナスの礼拝堂」、これはメキシコ郊外です。電話予約(スペイン語)が必要なのでハードルかなり高めですが、バラガン好きでメキシコ行くなら絶対行ってほしい。左から射す静かな光、静かな空間に思わず懺悔したいような気持ちでした。

要するに、宗教建築のような劇的な演出をしないとなかなか泣ける建築にはならないのです。そして、その感動は主に光に対するものです。日本でいえば安藤忠雄の「光の教会」とか、同様に感動する人が多いのでは。

でも泣けるほどの感動は、建築そのものに対する感動というよりは、それに刺激されて何かを思い出して感動するという感覚です(私の場合)。だから、心を占領して涙させる動的コンテンツには、やはりかないません。



なんだか今日は話があっちこっちいきすぎた感が。


帰ってしゃべくり007(田中圭出演)見ます!!