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五島列島初上陸!【五島列島の旅 01】

5月3日、2018年のゴールデンウィーク後半戦の初日。早朝の東京は土砂降りの雨だった。

旅の始まりというのに濡れながらキャリーをひいて駅まで歩く気にもなれず、
「タクシー呼んでいい?」
……これ幸いと、スマホのアプリでタクシーを捕まえた。

京急蒲田駅から始発の電車に乗る。途中の駅に停車するたび、吊り革を持つ乗客が増えていった。

浮かれた装い、大きなスーツケースを足元に置いた人たち、高揚した気分で互いに会話をしているこの景色は、毎朝の通勤電車と明らかに違う。これから旅行かあ、と感慨深かった。

私たち夫婦は共に休日の少ない仕事についていて、帰省以外の旅行をほとんどしてこなかった。飛行機に乗ること自体が二人共5年ぶりぐらいだ。

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今回利用したフライトは、往復共にソラシドエアーという九州メインで航路を展開している航空会社で、6時55分羽田発8時50分長崎着のSNA031便。

ゴールデンウィーク!!

と身構えた不慣れな旅人の私たちが肩透かしをくらうほど、羽田空港は空いていた。搭乗手続きも一切並ばずにできてしまった。


空港とはいえ、早朝はまだほとんどの飲食店が閉まっている。シャッターを上げたばかりのANAショップで、朝ごはんに駅弁もとい空弁を買うことにした。夫は豚丼、私は柿の葉寿司(ふたりとも朝からかなりガツガツ食べられる派)。そして、これまた開店早々のスタバでカプチーノを買い、整備される飛行機を眺めながらすすっていると、隣の人はもうこくりこくりと眠りに落ちていた。


さほど待たずに搭乗時刻が来た。私も静かな睡魔に襲われて、機内ではガイドブックも全く見ずに熟睡。毎度々々「予習は飛行機の中でしよう」という思惑はたいてい叶わない。

余談だけれど、いつもフライトで失敗することといえば他にも、スタバのコーヒーを買って飲みきらずに搭乗時刻を迎えてしまうこと。座席で足元にコーヒーカップを置くはめになり、倒れそうで怖いしかなりバツが悪い。新幹線なら問題ないんだけど……これってみんなどうしてるんだろう?

買ったガイドブックはこの一冊のみ。

実は旅の計画を始めたのが2ヶ月前だったので、直前はやや中だるみというか……旅に対するテンションが維持できず、「この教会見てみたい」「ここでご飯しよう」などとは具体的に調べられなかった。実際に歩いてみれば、もちろんテンションは最高潮だったけれど。というわけで、前日や当日の直前に行く場所を考える、というけっこう行き当たりばったりの旅だった。

航空券の予約を確定したのは、3月半ばのこと。連休中の非常にメジャーな時間帯(行きが3日の早朝出発で帰りが5日の深夜着。6日は一日あけておきたいという心理)だったので、この時点で羽田―長崎往復航空券の価格はかなり高騰気味で、この便を取るにはギリギリのタイミングだったかもしれない。時間をずらすとぐっと安くなるので、自由業の方がうらやましい。

航空券を探したのは使い慣れているスカイスキャナーで、実際に予約したのはさくらトラベルというサイト。さくらトラベルは初利用だったけれど、対応が早く、何回かの変更にすぐに対応してくれて印象がよかった。

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約2時間空を飛んで、長崎空港に着いた!

手続きは一瞬。人もかなり少なかった。

…いや。全然人がいなかった、というほうが正しいかな。これがゴールデンウィーク?とこれまた拍子抜け(この旅は、その後もひたすら観光客が少なかった。人が多いのが苦手なので良かったけれど)。

9時15分発のリムジンバスに乗って空港から長崎市内まで。リムジンバスの乗車時間は40分ほどで、途中はほとんど停車せず大波止というバス停で降りた。初上陸の長崎、なかなか雰囲気が良い街!

本当は市内の大浦天主堂に寄りたかったけれど、キャリーケースをひいて山の上に登るのはしんどそうだったし、時間があまりなかったので中止。

その代わりに意外と寒かったので、目の前にあったショッピングモールのユニクロへ。たった二泊三日の貴重な旅、その最初の目的地がユニクロだなんて、どこかの誰かに申し訳ない気分になる。でも、まるで海外で吉野家を見つけたときのような安心感に(早くも)包まれながら、ユニクロの店内をテンション高めで物色した。夫が折りたためるパーカーを購入。その後もわりと朝晩は寒く、私は持参したユニクロのダウンを羽織ることもあった。東京より少し寒いくらいで、5月だと軽い防寒具があった方がよさそう。


MEMO


長崎空港から市内まではリムジンバス(正式名称はエアポートライナー)が便利です。片道900円で、往復買うと1600円(片道800円)になったのでちょっとお得。予約はできないけれど、10〜20分に一本出ているし、空港を出てすぐの券売機で買えて時間はかかりません。

五島列島へ渡る場合は「大波止」で降りると船のターミナルが近いので、大波止に停まる「出島道路経由便」というのを使いました。

時刻表など詳細は以下のURLにて。
長崎空港線エアポートライナー Nagasaki Airport Liner | 長崎バス

参考までにどの程度の時間で移動したかというと、8:50長崎空港着、9:15バス乗車→10:00頃バス下車、11:30長崎港発のジェットフォイル。トントン拍子でいけば余裕でした。

いよいよジェットフォイルに乗船


長崎港ターミナルまで、徒歩5分。

ターミナルの建物がなかなか前衛的だなぁと思い調べたら、建築家・高松伸による設計だったので妙に納得。


ジェットフォイルは11時30分発。あらかじめネットで予約してあったので、予約確認メールのスクリーンショットを見せ、全ての工程分のチケットを発券してもらった。帰りに福江港から長崎港に乗るときは発券に並んでいたので、最初にまとめて発券したのはよかったと思う。

行きのジェットフォイルは満席だったので、予約していないと乗れなかった!(でもその割に島には人が少なかったのはなぜ?)


↑ジェットフォイル「ぺがさす」とご対面


↑いよいよ乗船!

MEMO


長崎港から五島列島へ渡る方法として、一番頻度が高くて利用しやすいのが、九州商船のフェリーとジェットフォイル

五島で1番大きな街がある福江島(福江港)行きがメインルートで、途中で中通島(奈良尾港)を経由します。私たちは中通島に先に渡ったので、長崎港→奈良尾港のルート。

フェリーだと福江港まで3時間、2320円(2等の場合)。ジェットフォイルだと1時間半、5730円。まさに時間をとるか金をとるか…といった感じ。ちなみにジェットフォイルには往復割引あり。

九州商船 Official Site
↑インターネット予約で座席指定までできて使い勝手は良好です。

長崎市から五島に入るほかのルートとしては、船なら五島産業汽船で中通島へ、飛行機ならオリエンタルエアブリッジで福江島へ、という方法もあります。他にも佐世保や福岡からのルートなど各社で多種多様にあるし、島と島の移動も含めて計画するとなると、ガイドブックでの理解が欠かせません。

(ちなみに、長崎のガイドブックの後ろにちょこっと載っている五島列島エリアの情報だと、足りません。このガイドブックが現時点でほぼ唯一、五島列島だけを特集したもの。)

経験してわかったことですが、五島列島は島ごとに自治体が分かれているため、五島列島全体を網羅した観光サイトという存在がないのです。だから、アクセスを調べようにもあっちこっち見て訳が分からなくなってしまうので、ガイドブックが網羅した情報を得るのに最も有効だと思いました。(もちろんより詳細にはネットで調べる必要あり。)

例外として「メインの福江島に絞って観光する」という場合は、ネットの情報収集でも何とかなるかも。個人的には他の島がかなりお勧めなのですが。

奈良尾レンタカー

船は1時間かそこらで奈良尾港へ着いた。指定席で新幹線のような座り心地なので、酔うことはあまりないと思う。

港に降り立つと、「奈良尾レンタカー」の看板を持った夫婦が立っていた。

レンタカーはすでに予約してあった。こちらの名前を名乗ると、すぐ目の前の駐車場まで車を持ってきてくれていたので、その場で免許証など確認して手続きを。

カーナビの使い方を説明してくれた奥さん。

「どこか行きたい所はありますか?」
「近くの桐教会に行きたいんですけど……」
「そうなんですね。中通島の教会は全部登録してあります!」

と、登録地点リストの使い方を教えてくれた。

この機能、地味だけど教会めぐりにものすごく便利だった。リストの中から教会が探せるのもさることながら、走っていると★印が地図上に出て「あ、近くに教会があるから見てみようか」ということも。ポケモンGOみたいといえばわかりやすいかしら……世代的にはドラゴンボールのレーダーって感じだけど(笑)

後に福江島に渡った時に実感したけれど、ガイドブックの情報を頼りに教会をナビの目的地に設定するのは、かなり困難。電話番号も住所も詳細にわからないことが多く、結局ナビの地図をいじって地図上で一つ一つ目的地を設定していた。


パンフレットも色々いただき、さらに、世界遺産候補の頭ケ島教会へ行く際には事前連絡が必要ということも教えてもらった(ガイドブックにはない情報)。とても親切でいい雰囲気のご夫妻だった。


さあいよいよ、桐教会へ!


INFO


奈良尾レンタカー
TEL: 0959-44-0364
奈良尾港からすぐ。Webサイトはなく、電話で予約。港につく時間をあらかじめ伝えておくと、迎えに来てくれます。夫婦で経営されているようで、あたたかい雰囲気が素敵。島のレンタカーは少ないので早めに予約が必要。


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【使用しているカメラ・レンズ・フィルム(左下に透かしのある写真)】
Nikon F3+Nikkor 28mm f/2.8+FUJICOLOR C200

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